人工透析は大阪市福島区の梶本クリニックへ
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スタッフブログ

2012年も宜しくお願い致します。
 遅ればせながら新年おめでとうございます。皆様のお正月は如何でしたでしょうか。
 さて私事ですが、梶本クリニックに着任してから早くも3年が過ぎようとしています。梶本クリニック20数年の歴史の中の僅か3年間ではありますが、それでもこの間に様々な変化がありました。 
 何といっても手術室の改装は最大のイベントでした。手術室内でレントゲン機器が使えるようになりましたお蔭でインターベンション(血管カテーテルを用いた治療)を院内で施行できるようになったわけです。昨年6月から本格的に始動させて年末までに40例のインターベンションを実施し、(最初の1例目が上手くいかなかったのは残念でなりませんが、)通算成績は厳しく見ても38勝1敗1引き分け、正直なところ何処に出しても恥ずかしくはない実績と自負しております。いま当院のブラッドアクセス管理は、「閉塞した時に手術で作り直すもの」から「閉塞させないようにインターベンションでメインテナンスをするもの」に変わりつつあります。
また思い起こせば最初に取り組んだのがフットケアでした。私が着任しました当時からの患者様は覚えていらっしゃるかと思いますが、数カ月毎に1階の診察室で私が皆さんの足の診察をしていました。しかしながら徐々にマンパワーの限界を感じるようになりまして、2年目からはフットケアチームを立ち上げてスタッフも一緒になって診察するようにしまして、昨年からはスタッフが自立してフットケアを担ってくれるようになりました。
 本報で看護部長が御紹介しております「二人組穿刺」も、以前から提唱されてはいたものの実際には殆どの施設が実施できていないシステムです。夏前から本格的に取り組み始めて午前コースでは順調に導入できていますので、今後は午後・夜間コースにも拡げて行く予定です。
 常勤栄養士を迎えることが出来たのも大きな進歩でした。リンやカリウム云々と言っても、医師や看護師の「すし?肉?」、「果物はだめですよ。」といったお決まりの説明では限界があります。栄養士が患者様一人ひとりの食事内容や服薬状況をきちんと把握した上で御説明できるようになったことは大きな前進だと思います。機会があれば新旧の検査成績を比較して、管理状況の進歩を数字で実証してみたいものです。
 いっぽうで「インターベンション」にしても、「フットケア」にしても、「二人組穿刺」にしても、何かを始めるには必ず相応の困難を伴うものでした。それぞれに協力してくれたスタッフ達の苦労を想うと頭が下がる気持ちになります。もちろん暖かい気持ちで御声援を頂きました患者様に心より感謝しております。新年の干支である「辰」は「草木の形がしっかりと整ってきた状態」や「正義感や信頼」を意味しているそうです。この梶本クリニックもいっそう形が整ってきたように感じている今日この頃、「信頼」の評価は患者様にお任せするものとして、今後とも確固たる「正義感」を忘れずクリニック作りに励んで参る所存でおります。新年も変わらぬ御支援を賜りますよう、どうか宜しくお願い致します。
 
平成24年1月
 
院長 伊藤 聡
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放射線被爆について考えています。
 このところ福島の原発事故のニュースで、よく「シーベルト」という放射線の単位が使われていますね。医療現場でもレントゲン検査や癌治療で放射線を扱いますので、学生時代には放射線科学の講義で放射線の単位についてもひと通りは勉強しました。(といっても私は試験直前の一夜漬けに徹していましたので、余り詳しくは覚えていませんが。)放射線治療の照射量単位である「グレイ」には馴染みが深いのですが、「シーベルト」とか、あるいは(最近は余り使われていないようですが)「ラド」、「レム」とかは昔懐かしい響きがある言葉です。ところで皆さんが定期的に受けている胸部X線検査で浴びる放射線は、どのくらいの被爆量になるか御存知でしょうか。実際には体格や機械によって異なりますので少々荒っぽい表現ですが、およそ胸部X線検査1回で0.1ミリシーベルト程度の被爆量になります。といってもピンとこないですよね。ちなみに自然界にも放射線は存在していて、標準的な生活をすれば1年間におよそ2.4ミリシーベルトの被爆をしていると言われています。もちろん個人差はあります。たとえば私のように日頃、屋内で仕事をしている人間と、一日中、屋外で働いている方では全く被爆量は変わってくる筈です。しかし普通に生活をしていても、年間に胸部X線検査20回分くらいは自然に被爆しているという計算になりますし、たとえば農業でもしていればなおさらです。あるいは地球上には元来、放射線量が高い地域がありまして、たとえば中国の陽江とかイランのラムサールなどが有名ですが、この辺りでは更に5~10倍以上になります。しかも高放射線量地域に住む人たちは概して長寿で健康であるとのことです。
また原発で仕事をしている人たちの被爆許容量は通常年間100ミリシーベルトですが、現在の福島原発では例外的に年間250ミリシーベルトを限度にしているとのことです。また私のような医療従事者では年間50ミリシーベルトまでが許されています。250ミリシーベルトは少々危なっかしい値のような気がしますが、50や100ミリシーベルトなら健康面では大丈夫という目安であり、強いて胸部X線検査に換算すれば500回とか1000回に相当します。こう考えると、少しレントゲン検査が気楽になってくるのではないでしょうか。
 かといって誤解を招いたかもしれませんが、「胸部X線検査をどんどん受けましょう。」などと言うつもりは毛頭ありません。むしろ最近は、月1回の定期撮影が本当に必要なのかと疑問に感じてもいます。そもそも透析施設での胸部X線検査の主たる目的はドライウェイトの調整ですが、たとえば先月、胸部X線結果を見てドライウェイトを変更した患者さんは全体の2割弱でした。しかも殆どが僅かな調整であり、仮に1カ月先になったとしても問題ないケースが殆どでした。乱暴な言い方ですが残りの8割の方には、結果として意味のない撮影であったということになってしまいます。ですから体調が落ち着いている方に限れば、いっそ2カ月おきでもいいのでは?などと悩んでいるところです。では「たとえば肺炎を見落としたらどうしてくれるの?」といった御意見もあるかもしれませんが、そもそも定期検査は肺炎といった急性疾患を偶然に発見するためのものではありません。肺炎であれば咳が続くとか熱が出るとかの症状が出ますし、あるいはドライウェイトの調整にしても、「最近、手足がむくむ。」とか、逆に「透析の終了間際に血圧が下がる。」とか、皆さんが不調を感じる時には何時でもレントゲン撮影が出来ますので遠慮なく申し出て下さい。医療には何がベストという正解はありませんが、それでも常によりベターな医療を考え続けていますので御理解をお願い致します。
 
院長 伊藤 聡
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改装工事中は御不便をお掛けしました
 はじめに、このたびの東北地方太平洋沖地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。被災地で救助や復興に尽力されている方々には、本当に頭が下がる思いです。大阪にいる身で何が出来るという訳でもありませんが、このような時にこそ気持ちを引き締めて粛々と診療に従事していきたく考えております。もちろん被災された透析患者さんの受け入れなど、当院でも出来る限りの協力をしていく旨は既に関係機関に伝えております。皆様のお知り合いに透析でお困りの方がいらっしゃれば、どうぞお気軽に御相談下さい。
 
 さて、いよいよ院内の改装工事も概ね終了となりました。所どころ汚れが目立ってきたクロスも新調され、待合室も拡張されて、少しでも快適に過ごして頂ければと願っております。また、いま一つの大きなポイントですが、手術室でレントゲン撮影が出来るようにしました。これは最近、内シャントや人工血管といったバスキュラーアクセスの修復にあたり、インターベンションといってカテーテルを使った治療が一般的になってきたこと、そのためには手術室内でレントゲンが撮れなければならないからです。ならばレントゲン機器だけでも購入すればということになりますが、実際にレントゲン撮影を行うためには、絶対に放射線が外に漏れないように手術室全体を鉛の壁で被わないと許可がおりませんので、今回のような大掛かりな改造工事が必要となりました。これまでインターベンション治療のために天満中村クリニックのお世話になった方、また現在も定期的に通院されている患者さんも大勢いらっしゃりますが、たとえば突然に内シャントが閉塞した場合などでは予約が取れなくて苦労することが少なくありません。そこで、今後は天満中村クリニックとも協力しつつ院内でもインターベンション治療を行い、皆さんの透析ライフを応援していこうということになりました。「バスキュラーアクセスは透析患者さんの命綱!」です。これからは、「内シャントや人工血管が閉塞してから慌てて治すのではなく、日頃から血管の状態を把握して閉塞する前に手を打つこと」を目標に、なるべく定期的に血管の検査を行っていくつもりです。
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平成23年も宜しくお願い致します。
2日遅れになってしまいましたが1月17日といえば阪神大震災、もう16年目も経ってしまいました。私事ですが平成7年は、ちょうど震災直前の1月1日に和泉市立病院に転勤となり、まだ新しい環境にも馴染んでいない時期でした。たぶん今でも変わらないと思いますが、市立病院の6,7階まで登ると大阪湾越しに神戸を眺めることが出来まして、そこで次々と入ってくる悲惨なニュースに驚きながら対岸の煙を見て、とても悲しい気持ちになったことを覚えています。あんな惨事は2度とは起きて欲しくないと願う限りですが、なにせ自然相手のことですからクリニックでも防災委員会のメンバーが中心となって対策を練っています。
 
さて本年、干支は辛卯(「かのとう」、「しんぼう」)です。昨年の「庚寅(かのえとら)」は「草木が地中から地面に出てくる様子」を表し、そして本年の「辛卯」は「出てきた草木が地面を覆い茂る様子」を表すそうです。私も昨年からクリニックで色々な提案をしてきましたが、まだまだ実行できていないことも多々ありますので、今年はしっかりと定着させて行く年にしたいものです。
たとえば患者様向けに院内報を作ったりとか、或いは、これまでも定期的に1階の診察室で聴診をしていましたが、昨秋からは、なるべく時間に余裕を持たせて個別のお話しを伺える機会とするように心掛けています。また昨夏より朝コースの患者様には、穿刺時間に合わせた時間差入室をお願いするようになりました。なるべく穿刺までの待ち時間を短縮したいと考えての試みです。それから体重計の前に置いてある青い棒(通称「お休み棒」)ですが、ベッドのテーブルに置いて頂ければ眠っている方には、なるべく声をお掛けしないようにしています(勿論、何か問題があれば別ですが)。昼間の仕事でお疲れの夜間透析時など、今日は寝ていたいという時には、どうぞ遠慮なく活用して下さい。勿論、こんな小手先の事のみならず、何よりも医療レベルを向上させることが一番の目標であることは言うまでもありません。患者様の自己管理も不可欠なキーポイントとなってきますので宜しく御協力をお願い致します。
年が明けてとても寒い日が続いています。そろそろインフルエンザも流行り始めているとのことで、皆さんも手洗いやうがいなど健康管理には十分に留意して下さい。
 
院長
 
投稿者 医療法人 好輝会①2 | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
第17回 近畿臨床工学会
平成22年11月27日、28日 コスモスクエア国際交流センター(大阪市)で行われた第17回近畿臨床工学会に於いて、「血液濾過透析用患者監視装置における補液バランスチェックとその効果」という演題を発表してきました。
この演題は血液濾過透析(HDF)を適切に行うために、実際に当院で取り組んでいる補液バランスチェックにどれだけの効果があったかをまとめたものです。
医療機器を扱う立場の者として、より一層の責任を自覚する演題だと思っています。
また、他院での研究成果を聞かせていただくことによって、非常に勉強になりました。
今回の経験を梶本クリニックの患者様のために活かしていきたいと思います。
 
                                臨床工学技士 W

 
投稿者 医療法人 好輝会①2 | PermaLink | コメント(0) | トラックバック(0)
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