バスキュラー・アクセス手術

バスキュラー・アクセスは透析患者様の命綱です。

血液透析を続けるためには、透析のために血液を体外へ取り出し、そして浄化された血液を体内に戻すルート(バスキュラー・アクセス)が必要になります。現在、最も標準的で優れたバスキュラー・アクセスは内シャントです。これは腕の動脈と静脈を継ぎ合わせることにより、腕の表在静脈に多くの血液を流し、透析のたびに針を刺してバスキュラー・アクセスとして使用できるようにするものです。また患者様によっては人工血管グラフト留置や動脈表在化といった方法を採ることもあります。いずれも手術が必要となりますが、当クリニックでは院内の手術室で大半のバスキュラー・アクセス造設手術を行うことができます。日帰り手術であり院長が執刀しますので、術後もアクセスとして使用できるようになるまで一貫して管理致します。

また如何に上手に作製したバスキュラー・アクセスでも血流が悪くなったり血管が細くなったり、時には完全に塞ってしまうこともあります。以前はこういった問題が生じると改めて手術をやり直していましたが、最近ではカテーテルを用いて治療する(インターベンション治療、PTA)が主流となって来ました。当クリニックでも平成23年6月よりインターベンション治療を導入しており、現在までの約2年間で100例以上の治療実績があります。インターベンション治療の導入後は閉塞によるバスキュラー・アクセスの再建手術が劇的に減少していることからも、この成果は実証されています。また最近では全ての患者様に対して定期的にシャントの血流量測定を実施するようになり、旧来の塞ったら作り直すアクセスから、しっかりとしたメインテナンスで塞らせないアクセスへと発想の転換を図っています。

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