医療法人 好輝会 梶本クリニック

透析治療

吸着療法

吸着療法

当院では、血液透析の他に閉塞性動脈硬化症(ASO)に対するLDL 吸着療法や炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)に対する顆粒球吸着療法も行っております。
吸着療法
LDL吸着療法

血液透析と同様に血液を体外に取り出し、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)およびフィブリノーゲンを取り除いた上で再度患者さんに戻す治療法です。主に下肢への血行が障害されており、血行再建術不適応な潰瘍を有する閉塞性動脈硬化症患者さんに実施しています。

顆粒球吸着療法(GMA)

免疫機能とは、本来病原体から体を守り病気を予防するシステムのことで、白血球が大きく関わっています。白血球の中には体に入ってきた異物や細菌などを食べて体を守る顆粒球や単球が存在しますが、特に顆粒球は過剰に増えると活性酵素、タンパク分解酵素などを放出し自分の身体を攻撃してしまいます。炎症性腸疾患の発症原因はいまだ解明されておりませんが、腸の粘膜に活性化された顆粒球や単球が集まり炎症や潰瘍を生じる疾患で、下痢や腹痛、血便、発熱などの症状があらわれます。顆粒球吸着療法は、血液から活性化した顆粒球や単球を吸着除去し、炎症を抑える治療法です。

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